2013/01/07

ジョン・カーペンターという男 - The Ward by John Carpenter -


ジョン・カーペンターを初めてみたのは『ヴァンパイア』で、ヴァンパイアの動きで魅せつつ熱っつい男気と友情の物語でもあるという、いまでは死語に近くなった要素にしびれた者である。

そして今回10年ぶりの新作で今度は主演のアンバー・ハードの運動感がすばらしいとのことで観た。
アンバー・ハードはすばらしく、ジョニー・デップの新恋人ということでさすがジョニデ、と思わずにはいられない(なんのこっちゃ)

ジョン・カーペンターの方といえば相変わらず熱っつい漢である。ネタバレになるため詳しくは書けないが、その主題をホラーとして扱うことに意表を突かれるとともに、ホラーという形式こそが主題を表象するのに最もふさわしいのではと思わず納得してしまいそうになる。
作品の出来がそのまま主題をどのように解釈しているのか、に直結して見えてしまうようなことをやっているわけで、生半可な覚悟でできるものではないだろう。

その結果がこれである。アンバー・ハードだけでなく映画自体も運動感に溢れたものとなった。

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